各種参加報告

ここでは参加したイベントやセミナーや研修会を受けての感想などを載せていきたいと思います。


2019年6月15日(土)、昨年度はお試しで1日通してやってみましたが、とりあえず今回は会場を1日押さえられなかったこともあっての半日。またこの天候の不安定さや寒暖の差などでもともと予約も少なかったけど、その予約を入れてくれていた当事者さんも前日に体調を崩してしまって見送りという連絡が入り、今回はスタッフだけの会になりました。

その中にボランティアとして関わりながらこれからのことを考えたいという若者のお話を聞いたり、スタッフの関わっている福祉の現場での体験等のお話など…これはこれで、実のある楽しい時間になりました。

これからも定期的に開催して周知を広め、少しずつ届けたい相手にお知らせが届いて、外に出てみようかという一歩になればと考えて続けていきます。

6月15日(土)、「こころのスケッチ」が終わって少し休憩を取ってからの3時からの勉強会。

千葉県船橋市で画期的なかつ先進的な福祉活動を展開している”ふくしねっと工房”代表の友野剛行氏と同事業所で医療の必要な緊急対応をされている菊池氏より、その活動内容やいくつかの事例からの対応の仕方からその成果などなどのお話をたくさんお聞きしました。

友野氏は本当に全国を飛び回り、全国各地、地域で対応できないというケースを受け入れてきています。

この地域からも、この地域では生きづらさが解消されないということで友野氏を頼っていき、今もずっと頑張って自分をコントロールしながら更に他の人の支援までやっています。

そういう場所がこの地域にないことは仕方ない、でもこれから整えて戻ってきても良いと思えるようにこれからの地域の在り方を考えていかないといけないと思っています。

6月25日(火)13時~。千曲市、千曲市社協、千曲・坂城地域自立支援協議会共催での権利擁護セミナー。

「認知症になった波平~事例でわかる成年後見制度~」

全国でも有名なサザエさん一家をモデルにして、愉快に勝手に将来を予想してのお話がおもしろく、難しい成年後見制度もわかりやすく説明してくださってとても勉強になりました。

成年後見制度、認知症を取り上げてはいますが、高齢者だけのことではなく重度の障がい等により判断が難しいような障がいのある方の財産を守るためにもある制度でもあり、そんな事例も入れながらのお話でした。

 

 

全国LD親の会の下部組織「よつばの会」の会員にもなっているので、総会に行ってきました。総会後の講演会では、長野県だけにとどまらず日本全国でもその名を知られている福岡寿(ふくおか ひさし)氏の講演会がありました。肩書きは数多くお持ちの方ですが、主に上げるとしたら長野県自立支援協議会の会長、日本相談支援専門員協会の顧問。「長野県発達障害者支援のこれから」というタイトルで講演されました。

講演の中で強く訴えられていたことは「チーム支援」について。福祉、精神保健、子どもの育成、教育の分野など、バラバラに進めてもだめ。多職種、他分野の連携が必要ということ。またみんな(特に保護者)が”個人情報”の考え方を少しだけ緩めて、連携する分野での情報共有をすることで支援の幅が広がるということ。個人情報を前面に出し過ぎると何も連携が取れなくなってしまって必要な支援につながりにくくなってしまったり、つながるまでにすごく時間がかかってしまいます。職種や分野の違いの垣根を越えて、迅速に本人に必要な支援が受けられる社会を。